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何気ない日々


テーマ : 二次創作小説 ジャンル: アニメ・コミック


本誌流れで(学園祭後、六月)、風早の誕生日について。
一年は仕方無いとしても、まさか二年までスルーされるとは…∑( ̄△ ̄;)
いや、それどころじゃなかったのは分かりますが。
そうはいかない乙女ゴコロ。

と言うか、出来ればバレンタイン前にUPしておきたかったものが今頃です。
どんだけ負け犬なんだ、私…!



何気ない日々



「風早くんの誕生日って、先月だったの…?」
「うん、そうだよ」
「………」


放課後の帰り道。
クラスで今日誕生日の奴が居たなあと、そんな話になって。
俺は先月だったな、と言ったら黒沼が急に黙ってしまった。


「…黒沼?」
「ご、ごめんなさい…!」
「え、なんで?」


足まで止めてしまった彼女に、振り向いて声を掛けたら何故か謝られてしまった。もしや何かしてしまっただろうか、と不安になる。


「私、クリスマスもバレンタインも何も出来なかったのに…誕生日まで…」


そう言いながら、今にも泣き出しそうになってる。
ああ、なんだ。そんな事、良いのに。


「黒沼」


そう呼んで、軽く抱き締めた。
慰めるように、ぽんぽんと軽く肩を叩く。


「そんな事無いよ。クリスマスだってプレゼント貰ったし」
「だって、あれは…ちゃんとしたプレゼントじゃなかったもの…。本当は風早くんの為に作ったものを、あげたかったのに」


小さな声でそんな可愛い事を言われたら、もう本当にそれだけで充分なのにと思う。…バレンタインに何も貰えなかったのは、さすがにショックだったけど。
それに黒沼の誕生日は俺も大晦日当日に知って、あげたのはおみくじの大吉。
あれこそ、もっと早く知ってたらと後悔してる。


「なのに…私…誕生日まで…」
「――ねえ、黒沼。本当に良いんだよ。それに一番欲しかったものは、やっと貰えたんだから」


え、と黒沼が顔を上げる。
不思議そうに、目をパチパチとさせて。


(私、何かあげたかな…)


(貰ってるよ、君からたくさん…君からじゃなければ知らなかった事)


「黒沼、俺の事すき?」


え、と君の顔が真っ赤になる。
慌てる君を見ながら、あの時も同じ事を聞いたなと思う。
花壇のところで、自棄のように気持ちを告げて。
泣きながら頷く君を、同じ想いだとは思えなくてただ傷付けた。
でも、今は違う。
時間が掛かっても良いから、君の言葉を待つ。
顔が見えるくらいの距離のまま、抱き締める腕に力を込めて。


「す…すきです…!」


うんと肩を引き寄せると、さっきよりも身体が近付く。
嬉しそうに、耳の傍で囁く声が爽子には熱い。


「ずっと、黒沼の気持ちが欲しかったんだよ」


抱き締めて、感じるものさえ熱くて堪らない。
鼓動さえ聞こえそうなその距離で、この気持ちがもっと届けば良いのに。


「で、でも…やっぱり…何かあげたかったの」
「じゃあ…貰って良い?」
「え、何を…」


ふわり、優しい熱が額に触れた。
そこにキスをされたのだと気付いたのは、風早が離れてからだった。


「え…ええ?!///」
「これでいーや!」


少し赤くなった頬と、大好きな彼の満面の笑顔。
――そんなの、ずるい。
私の方が、嬉しい気持ちを貰って。
そうじゃなくて、私があげたいの。


「か、風早くん…!」


少し離れた彼を追って、服を掴む。
そのまま背伸びをして、彼の頬に顔を近付けた。
そっと、頬に触れる熱。


「??!!」


「…こっこれで、良いですか…?」


思い切って行動した後になって、恥ずかしくて俯いてしまう。
だけど、嬉しかったから。
風早くんにも、喜んで欲しいから。
そっと見上げると、そこにはさっき以上に嬉しそうな風早くんの笑顔があった。
何時も安心出来て、大好きなその笑顔に爽子も微笑み返した。



「あ、もう一つ」
「え…」
「来年のバレンタインは、絶対貰うから!」
「ハ…ハイ。頑張ります…」


その前のクリスマスも、と続けると楽しみしてると彼はまた笑う。
まだこれから本格的な夏が来る前なのに、こんな先の事を約束したのははじめてだ。今日も、また風早くんからはじめてを貰った。


――宝物が、また増えた。


そんな何気ない、けれど大切な日々。





帰り道で何やってるんですかね、この二人v
あとこの日、風早は自転車では無いようですね。
爽子と並んで歩きたいんですよ。なので、早起き出来た時は歩きです。
だって、いちゃつくには自転車邪魔なんです(マテ)。手も繋げないじゃないかー!
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プロフィール

時風 砂輝

Author:時風 砂輝
別冊マーガレットにて連載中「君に/届/け」の二次創作ブログ。
当然ながら、非公認のファンサイト。
二次小説等が受け入れられない方は、どうぞブラウザを閉じてください。

風早×爽子の小説ばかり増えると思われます。

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